エンジニアの仕事をしていて、昨年変わった人と仕事をした。
正確な年齢は知らないが、きっと私より年上でエンジニアとしてのキャリアは、私より長いと思う。
変わった人というか、やっかいな人か。
50代のエンジニアでは珍しいかもしれない
「言われたこと以外はやらない人」
例えば新しい仕事をお願いする時に、
「この資料に書いてあります。」
というと、本当にその資料しか見ない。
それなりにキャリアのあるエンジニアなら、知らないことなら資料に書かれていることだけでなく、ネットでも参考書でも自発的に調べて業務を進めていくものだと思う。
というか、そうしないと仕事が進まない。
しばらくして、進捗を確認したら
「その資料には書いてないから、わかりません」
「そっちの資料は見ろと言われてないから見ていません」
え?まさかの回答・・・
若いエンジニアなら、確かにそういう人は多い。
でも、だいたいそういう人は、だんだん仕事が回ってこなくなって長続きしない。
だから50代以上でそこそこキャリアがある人が、そういうことを平気で言えるって、逆にすごい人なのかもしれないと思ってしまった。

印象に残っている業務にこんなことがあった。
とある管理簿の空いている箇所を確認して記入するという作業だ。
それこそExcelが使えれば中高生でも出来る仕事だ。
手順書には「空いている箇所を確認する。」と書いてある。
しかし「記入する欄を決める」とは書いていない。
仕事がいつまでたっても終わらないからどうしたのか聞いたら
「「記入する欄を決める」と書いていないから決められなくて記入できなかった。」
さすがに啞然としてしまった。
確かに手順書の言葉だけ見たら、そうかもしれない。
「空いている箇所を確認して、記入する欄を決定し記入する」
こう書いてないと、作業が進まないということらしい。
それを「手順として書いていないことが悪い」みたいに言っていた。
いや、さすがにすごいなぁ。
仕事としては、任せることは怖いけど、途中から面白くなってきた。
結局、その後は少しでも考える要素が入る作業は任せられなくなってしまったけど、マニュアルのあるオペレーター的な業務に関しては、ある意味完璧に仕上げてくれる。
だけど50代で、知識とそこそこのキャリアのあるエンジニアに対して、そういう仕事は非常に少ない。
そりゃ企業としてみれば、知識やキャリアに応じた給料を払うのなら、それなりの業務を任せないと無駄になるから当たり前だ。
