
ふと思いました。
「忙しい、忙しい」と口にしている人ほど、
実際には自分で忙しさを作っているだけなのではないか、と。
本当に物理的に限界な人は、案外そんなことを言いません。
淡々としているか、むしろ静かです。
無意識にとっての「正常な状態」
人の無意識は、楽かどうかよりも、
慣れている状態を“正常”と判断します。
長いあいだ忙しい状態が続くと、
無意識はそれを通常運転だと認識します。
するとどうなるのでしょうか。
少し余裕ができたとき、
無意識は違和感を覚えます。
「今は何かおかしい」
「本来の状態ではない」
そう感じて、
元の“正常な忙しい状態”に戻そうとします。
忙しさを取り戻そうとする行動
このとき起きるのは、かなり無意識的な行動です。
- 今やらなくていい仕事を始めます
- 誰にも頼まれていないことを抱え込みます
- 予定を詰めます
- 完璧を目指し始めます
結果として、
「やっぱり忙しい」という状態に戻ります。
忙しさは減らしたいはずなのに、
自分で忙しさを回復させているのです。
暇になると不安になる理由
このタイプの人にとって、
余裕=安心 ではありません。
むしろ、
余裕=異常
忙しさ=安心
になっています。
そのため、
何もしていない時間に罪悪感を覚えたり、
休んでいるのに落ち着かなかったりします。
忙しさそのものが、
自分の価値や存在意義の証明になっている場合もあります。
では、忙しい時にどうすればいいのか
ここで重要なのは、
いきなり忙しさをなくそうとしないことです。
無意識は、
「忙しくない=危険」だと誤解しているだけだからです。
やるべきことはシンプルです。
- 少し余裕がある時間に、あえて何もしません
- その状態でも問題が起きないことを確認します
- 忙しくない自分を否定しません
無意識は、言葉ではなく体験で学びます。
「余裕があっても大丈夫だった」
この小さな経験を積み重ねることで、
無意識の“正常”は少しずつ書き換わっていきます。
忙しさは、美徳でも能力でもありません。
ただの状態です。
もし忙しさに振り回されているなら、
減らそうとする前に、
なぜ戻そうとしているのかを一度疑ってみてください。
それだけで、
忙しさとの距離は少し変わります。
